アシュタンガヨガ記念日
#47 May 3, 2025
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アシュタンガヨガ記念日
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アシュタンガヨガ記念日
5月の連休になると、アシュタンガヨガを始めた頃のことを思い出します。2年前のちょうど今頃、正確には4月下旬のことでした。師匠とズームで面談をして、オンラインのクラスを受け始め、5月の連休初日から、初めてのスタジオ練習を開始しました。
右も左もわからないまま、見様見真似でアシュタンガヨガのクラスを受け続ける日々。連休中は全て行われていたので、ちょっとした合宿感がありました。誰かが旅行やBBQに行っているあいだ、ひたすら毎日アシュタンガヨガの日々。初日から筋肉痛になり、筋肉痛を引きずったまま4日間の練習を終えた時、自分の中の何かが始まったのだと思います。最終日に、先生から「ちょっとは休まないと」と言われた記憶があります。
ティーチャー向けの短期集中講座だったため、参加している人は経験者ばかりで、初学者なりに食らいついていってやろうという気持ちがありました。ヨガを愛する気持ちだけは負けないと思っていたし、哲学も理論も実践も全てが面白くどんどんのめり込んでいきました。あの時は、新しいことを学ぶことがとにかく新鮮で、かつ練習の激しさに、仕事や日常のストレスを全てぶつけていたようなところがあります。
ヨガは上手い下手でもなく、勝ち負けでもなく、そして誰かと比べるものでないことは割と早い段階で教わることになります。「経験のあるヨギ」という言い方はありますが、「上手いヨギ」という言い方はありません。それでも上手くあろう、美しくあろうとなってしまうところに、ヨガの罠があるのだと思います。
連休はそんな自分的記念日になっており、今年もスタジオでプライマリーレッドクラスを受講します。先生に会えるのも久々で楽しみです。3年生のスタートです。
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今週書いた記事をご紹介します。本稿からの抜粋となります。
労働、子育て、ゴミ拾い、回覧板、交通ルール、納税、ラインやメールの返信、折り返しの電話。あらゆる社会的義務に囲まれて生きている。そしてその中で生きることは、時に苦しい。社会生活を何事もなく無事に送る、ということはとても大変なことだ。
人は生きているだけで、金がかかる。子育てや交通ルール、そのような直接生命に関わる義務は手放すことはできない。それは人間であることで、社会の一員として生きることだ。しかし、それ以外の果たす必要のない義務さえも、果たそうとしていないだろうか。周りの目を気にして「〇〇しなければならない」に囲まれて、完璧を求めて、疲弊していないだろうか？それで自分の人生を見失っていないだろうか？8年前の自分である。
今でも気付かぬうちに、あらゆる義務が降りかかってくる。どうやら、歳をとるたびそのような義務は増える一方らしい。ただ、おそらく、ある年齢を超えると、またそのような社会的義務から解放されるタイミングが来る。しかしそこに到達するまでにはまだ時間がかかる。だから僕は、今から小さな義務を手放していく。
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