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Current Location: Kosyu, Yamanashi
Reading: 遊歩大全 by Colin Fletcher
Listening: Those Sweet Words by Norah Jones
Quick Notes
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断片的思考
Davids
今週の気になる記事
Q&A
Outro
断片的思考
今週はいつもの一つのテーマについての深堀りではなく、最近考えた事から断片的な文章をお送りします。気分を変えて、よりライトに。
睡眠第一優先
生活の中で優先度が最も高いのは睡眠だと改めて思いました。典型的な「寝ないとダメなタイプの人間」です。睡眠が取れていないと、ヨガも深まらない。瞑想も決まらない。思考も鈍り仕事の能率も落ちる。生きるうえで全ての土台に睡眠があります。たまたま早く目覚めてしまって、そのままヨガの練習を始める日もあります。最初は気持ちが良いのですが、やっていくと深まりは浅く、日中はひどい眠気と戦うことになります。旅は気分を変えるには必要不可欠なものですが、日常的なルーティンや食事が崩れるため、睡眠のリズムも崩れます。夜の食事は軽めに、そして遅くとも22時くらいには寝たい。1日は朝から始まるのではなく、前夜から始まっている、とよく言われるように睡眠さえ整えればどんな日も最高の1日になる気がします。最近は移動が増えており、睡眠のリズムが崩れがちで、調整の一週間となりました。
気象予報モデル
9月に入り、ハイキングシーズンになったこともあり、毎週移動のスケジュールが入っています。そこで重要なのは現地の天気。天候によって山行の実施可否や、リスクが変わってきます。日本の気象予測モデルにはJMAというものが使われており、このJMAはMBLUEやMSMというモデルを基準に総合的に予測しています。JMAに加えて、世界的に精度の高いECMWFも合わせて見るようにしています。こうすることでより正確な天候判断ができます。代表的な予測モデルをまとめます。
ECMWF(European Centre for Medium-Range Weather Forecasts)はヨーロッパの中期予報センターが運営する数値予報モデル。中期予報(3日〜10日先)に強みがあり、世界で最も精度の高い予報モデルの一つとされている。ヨーロッパ諸国を中心に利用されていますが、世界中で評価が高いです。
GFS(Global Forecast System)はアメリカのNOAA(米国海洋大気庁)が運用する数値予報モデルです。短期から中期予報(最大16日先まで)をカバーしており、世界中で使用されています。ECMWFと並び、最も普及しているグローバルモデルの一つ。
ICON (Icosahedral Nonhydrostatic Model) ドイツ気象庁(DWD)が運用するモデルで、ヨーロッパとその周辺地域で特に利用されています。
MBLUE(Meso-Scale Basic Local Update Environment)は日本気象庁が提供する短時間予報の一環として、リアルタイムで局地的な予報を更新するシステムです。1時間先や数時間先の超短期予報に特化し、局地的な予報では最も精度が高い。ゲリラ豪雨にはよい。
MSM(Meso-Scale Model)は日本気象庁が運用する数値予報モデルで、日本全体および周辺地域の中期予報を目的している。中期予報に特化し、数時間から2日先の予報に強みがあります。
ミニマルキャッシュフロー
お金の流れを見える化し、できる限りシンプルにしておく。個人口座でも事業口座でも。昔は事業口座を別にしていたが、今はレガシーバンクを全て解約し、ひとつに。そこから毎月引き落とされるのは「家賃」だけ。借金やローンは一切無いし、これからも使うことはないだろう。リボ払いは20代のうちに卒業しておく。「20代のうちに捨てるべきこと」などというタイトルで、あらゆるものを捨てることを提唱するようなミニマリスト本や断捨離本が出ているが、そんなに捨てなくていい。むしろあらゆることを経験して、金を使い、血肉とすべし。それが30代以降に効いてくる。しかし、リボ払いだけは20代のうちに手放しておくほうがいい。家賃以外は全てクレジットカードにまとめている。仕事柄、複数のサブスクを利用していて、それらにデビットカードが使えず、クレジットカードを辞められない。クレカも捨てたい。
早寝早飯
ヨガの練習もあるため朝が早くなり、それに伴い夜も早くなった。夜が早くなるということは食事も早い時間に済ませなければならない。会食や飲み会の数も減らして、夜はほとんど自炊している。飲みに行くとしても、1,2時間で切り上げる。これが最高だ。二時間でも長いと思う。短時間だからこそ、友人との仲も深まる。ダラダラ惰性で食べたり飲んだりしない。僕はヨーロッパの貴族じゃないんだから。食事に時間をかけない。他にやりたいことがあるから。さっと食べて、本を読んだりして、寝床に入り、太陽と共に最高の朝を迎える。自分が10歳も20歳も若返った気分になる。写真家の先輩にもそういうスタイルの人がいて、いつしか僕もそうなってしまったと思った。食事に重きを置かないというか、大事にしているけど酒飲んで長い時間をかけないという人。実際に身体の炎症は最小限に抑えられる。酒は少量でもがんリスクを増加させるのが現在の世界標準の認識。なのに、なぜそこまでして酒を飲むのか。自分も酒は好きだ。それに合わせる食事も、くだらない宴会の場も。でも、最近はそういうことよりも、20歳タイムスリップできる最高の朝のほうにトリップしてしまっている。早飯、と言っても、早く食べることではなく、ちゃんとよく噛んで食べること。深夜を回る長時間の飲食がやりすぎなのだ。
重さ計り病
なんでも物の重さを計る。自分の持ち物リストには、モノの名称や購入日や価格に加えて、重さを記入している。Tシャツ、バッグ、シューズ、ペン、カメラ。最初からスペック上の重さが出ているアイテムでも、買ってから計り直す。だいたい近い数字だと嬉しくなる。たまにスペックに重さが出ていないアイテムがある。例えばHerenessのDry Wool T。そういうのに出会うとすかさず計る。Dry Wool Tは150g。重さの書かれていない空白のセルを埋めていくのが楽しい。もう病気だ。一度リストが完成してしまうと、計りを手放してしまう。最近アイテムが増えたので、それらを計るために再び計りを買い戻した。これは手荷物というか、割と重い物用なので、10g単位のアイテムを計るには、食品用のスケールが必要になる。それも買いたいと思いながら、計りだけで2つになってしまうことが許せないのだ。過去に、この食品用のスケールを持っていた友人がいて、計る時だけ借りていた。しかしその友人はもう遠くへ行ってしまった。元気にしてるかな。
Davids
Jason Power Smileの代用としてDavisのペーストを使用していることをブログに書いた。住めば都、磨けば都というか、最近はこのDavidsが馴染んできた。と言っても、毎回買うたびにフレーバーを変えて、好きな味を模索している段階なのだけど。一番最初に試したチャコールはなかなか衝撃だった。Jasonの辛いミントも衝撃だったけど、これはこれで、なんだか別の衝撃があった。その色、その味。磨き心地は悪くない。洗浄力もなかなかあると思う。ホワイトニング効果には疑問だけど、ネスカフェはきちんと落とせている感じ。大きなチューブのほうは持ち運びには不便で、今後は絶対に50gのものにしようと思いながらも、50gチューブが無いフレーバーがある。これは困った、と思っていたら、ペーストを持ち運ぶ容器を考えればよいことに思いつき、最近、コンタクトレンズ入れをペーストの持ち運びに使用している。これが軽くて小さくて、ウルトラライトな登山アイテムで、3日分くらいなら十分対応できる。コンタクトレンズ容器はそもそも液体を入れるものなので、密閉性も高く漏れる心配もない。そして右左で2つあるタイプにしているので、一方には保湿用のボディバターを入れている。これが化粧水とかオイルになると液体なので心配になり用量も問題となるが、硬めのシアバター等であれば使い勝手がいい。軽くて小さくて最高で、今後ペーストのチューブを旅に持ち運ぶ必要がなくなった。そうなると、拠点(ホワイトボックス)に置いておくチューブは、大きなものでいいかと思ったり。
今週気になる記事
・宇宙での船外活動、民間人で初めて-「地球は完璧な世界に見える」
スペースXの「クルードラゴン」、「アポロ」後の最高高度を達成
富豪とエンジニアの2人、船外活動で新しい宇宙服の性能を試す
・パチンコの異業種挑戦、縮小に歯止めかけられるか-遊び心を介護に
脳や認知機能向上のため、ホールを引退した本物のパチンコ台を介護に取り入れた企業がある。東京都港区に本社のある日本シニアライフは、パチンコを初めマージャンやカードゲームなどの娯楽を高齢者にむけて提供する「デイサービス・ラスベガス」を全国に22施設展開する。
・マイナンバーカード 来年3月から運転免許証一体化へ 内容は?
警察庁はマイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」の運用を来年3月24日から開始する方針を固めました。マイナンバーカードのICチップに運転免許証の番号、有効期限、免許の種類、眼鏡が必要などの条件、それに顔写真などの情報を記録する手続きをすることで、「マイナ免許証」として利用できるようになるということです。
Q&A
皆さんからの質問にお答えするコーナーです。
以下のルールを守り、質問を送ってください。
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今週もYouTube、Podcastで多くのコメントや感想を残して頂きありがとうございます。またmailで自己紹介をしてくれた方にも感謝です。あなたのことを知ることができて嬉しいです。
Outro
今週は山梨県甲州市にいます。目的はハイキングですが、このレターを執筆している時点では、山に入れるかどうかまだわかっていません。それで先に書いたように、あらゆる気象情報を取りながら、計画を練っている最中です。しかし、どの山に入ろうかと計画を練っている時間も楽しく、このエリアがダメなら、ここはどうかと調べているうちに、まだ知らない未踏の山々が現れてきたりするのです。旅は出発の前が一番楽しいとよく言いますが、山行も似たようなところがあります。
先週に引き続きコリン・フレッチャーの「遊歩大全」を読んでいました。これが長くて分厚い!読んでも読んでもなかなか終わりません。まるでこの本自体がロングトレイルを表象しているようです。過去にも一度読んでいますが、内容を結構忘れています。ギアの記述などは1978年のものなので古く、今では参考にならない部分が多いのですが、発売時は最新だったのでしょう。当時の時代背景やハイキングの様子がわかるので、資料的価値も高い本です。バックパッカーやハイカーのバイブルとして今でも読まれているのはそのような理由があると思います。メンタル面や、砂漠での過ごし方などは勉強になる部分が多いです。
例えば、コリン本人は野営時に焚火を好まないこと。バーナーやストーブ等の器具を使います。それは環境負荷を抑える目的もありますが、焚火というものが動物と人間を分け隔ててしまうから。人間は火を使う動物と定義されますが、他の動物は使いません。自然と一体になるには、フィールドで焚火をしないほうがいいと書かれています。僕も先日、木曽の天然林の中でキャンプをしましたが焚火はしませんでした。ガスバーナーを消した瞬間に静寂が訪れます。キャンプと言えば焚火だし、皆で囲むのも好きですが、ソロの時は焚火をしないスタイルをとっています。でもまあ、これには、楽で早いからという理由もあるんですよね。