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ライフハックパッキング
現代生活に取り入れるべき狩猟採集時代の知恵
今週気になる記事
Q&A
Outro
ライフハックパッキング
先日、およそ1年ぶりに全ての持ち物のパッキング動画を撮影してみた。昨年の夏は98個のアイテムをリストしていて、現在は55個になった。なんとか17Lのバックパックに収まったものの、ドライヤーと靴だけが溢れてしまった。これはあらかじめ予想していたこと。溢れたものは、必ずしもそれが不要ということではなくて、もしかすると、ドライヤーと靴以外の何かを手放すことによって、それらを持ち運べる可能性もあるということだ。
パッキングは詰め方のテクニック的な部分があるにしても、無意識も影響していて、持っていきたいものは、なんとかしてバッグに詰めようとする。それで最後に残ったのが、靴とドライヤーだったから、自分の中ではもしかしたら既に不要だという意識が働いていたのかもしれない。
よくよく考えてみれば、ドライヤーは家電であり、居住空間に属している。例えばホテルやサウナなどには、必ずドライヤーがある。だから絶対に持ち運ばなければならないものでもない。おそらく、持ち運ぼうと思えば持ち運べる、その中途半端なサイズ感がこの問題を増幅させている。髪は毎日洗うので、ドライヤーがモバイルなものであることは助かる。しかし、風を送るというその機構が故に、一定以上のダウンサイジングが難しいアイテムだとも思う。
視聴者に、もっと小さなドライヤーにすればいいとコメントを頂き、確かに昨今のドライヤー事情に関しては全く無関心だったと思い、調べてみた。(使っているNobbyが大好きで満足しているということもある)そしたら、パナソニックにあるではないか、超コンパクトで、風量は損なっていない雰囲気の、クールなドライヤーが。価格も3万、4万となかなかのものだ。この折りたたみタイプにすれば、確かに今のバックパックのサイドポケットに収まりそうである。現在のドライヤーはもう10年ほど使っているので、壊れたタイミングで、コンパクトさにこだわったリプレイスをしてみるのはありかと思っている。
そして靴について。これは現在、Vivobarefootというメーカーのベアフットシューズと、コンバースのチャックテイラーというスニーカーの二足だけを使用している。もうひとつ、フットウェアとしてはゼロシューズというサンダル。こちらもベアフットサンダルである。履物というカテゴリで括るなら、3つのアイテムとなる。
履物を三つしか持っていない、というのは一般的にはたぶん少ない。このエクストリームなメルマガ読者の方々にはもしかしたら、普通だと思う人も多いかもしれない。
バックパック一つで生きる時、靴が二足あるというのはややオーバースペックである。生活に必要なもの全てをバッグひとつにまとめるわけだから、靴、という機能が重複するものを2つ持つには、スペースが足りない。厳密には、ラン/ハイキング/アウトドア向けのシューズと、街履きのカジュアルスニーカーという用途が異なるものだが、エクストリームにミニマイズするには、用途のカテゴリ階層を一段上げて考える必要がある。つまり、細かな用途別ではなく、靴、という大カテゴリで括るのだ。
実際には、Vivobarefoot一足と、サンダルだけで十分生きられる。この2つだけで暮らしていた過去もある。二足で暮らしてみて、生活に”遊び”を足すために、チャックテイラーを買い足した経緯なのだ。靴一足と、サンダル一組での生活を試して、それだけで生きられるという実感を持てれば、もう一足はどうにでもなる。持ち運べなければ手放せばいいし、基本は二足として、少し長い期間同じ場所に留まったり、生活に遊びが欲しくなったら、何か一足を足せばいいのだ。
そのようなことを考えていて、ふと思ったのは、自分の場合は身体的なトレーニングにより、靴の用途をアウトドアにもカジュアルにも振れるようにしたことが大きい。つまり、サンダルでランやハイク等のアウトドア活動が可能になっており、実は靴のほうは、街履きかアウトドアかを問わなくなってきているのだ。
サンダルで日常的にランニングを行う人は少ない。僕はベアフットサンダルを導入した2019年ごろから、現在までのおよそ5年間を、ベアフットサンダル/シューズでのランニングや、ハイキングに切り替えてきた。日常でもアウトドアでも、なるべくベアフットシューズを履いて、足の関節や筋肉を活動に耐えられるようにトレーニングしてきた。最初はきつくて、痛めたりもしていたが、ここ1年は全く不調がないどころか、ヨガの効果も相まってか、ベアフットサンダルでのランニングがますます心地よくなってきている。
サンダルをアウトドアで使えるようになると
1,アウトドアシューズ+ベアフットサンダル
2,スニーカー+ベアフットサンダル
いずれのパターンも可能になる。
サンダルだけでアウトドアアクティビティを行う場合、冬は寒いという問題がある。日本のような四季が豊かな環境で生活する場合は、アウトドアシューズ、スニーカー、サンダル、の3足がミニマルかつ、多くに対応できて、生活を楽しめる組み合わせではないかと思う。ずっと夏、という環境の場所であれば、サンダルひとつで全てこなせてしまうのだけど。
持ち物をパッキングしてみることで、持ち運べないものは身分不相応、という自覚を持った。最近はますますそのように考えるようになった。それこそ昨年は良い家具に100万ほどを注ぎ込んだが、引っ越しに伴い結局それらは全て不要なものとなった。僕は良い家具よりも、良いペンを持ちたい。大きなもの、運べないものは、人生の重荷になる。家などはもってのほかだ。勝間和代さんも、大型家具は引っ越しの時に問題となるので、もう絶対に持たないと話していた。
持ち運べるものだけで暮らすこと。
もちろんそれは、結局ライフスタイルによるところがある。僕は、どこにも動けない安住よりも、どこへでも行ける身軽さと、状況に合わせて変化できる価値を選ぶ。それがこの人生でバックパック一つ分の荷物だけを持つこと。生物がいかにして絶滅を免れてきたかは、歴史と進化論を辿ればわかる。今まで生き延びている種は、環境の変化に合わせて、自らも変化してきた種なのだから。
自分がただ変なのかもしれないが、バックパックひとつに人生の全ての持ち物が収まるのは、計り知れない快感と喜びがある。
現代生活に取り入れるべき狩猟採集時代の知恵
数年前に話題になった本「最高の体調」を再読しました。内容的には「GO WILD」に近く、狩猟採集時代の生活が体調改善の鍵になるというもの。
人類が農耕を始めたのは今から1〜2万年前のことですが、それ以前の600万年は狩猟採集生活を送っていました。そのため、私たちの体は今でもその時代に適応していると言われています。現代の生活が体に合わないと感じるのは、ある意味当然のことです。たとえば、会社という仕組みができたのは200年ほど前で、冷蔵庫やエアコンなどの便利な家電が普及したのは100年以内の出来事です。
本書では、体調改善のために最も手軽で効果的な方法として「自然との接触を増やすこと」が挙げられています。自然と触れ合うことで、ストレスが軽減され、自律神経が整い、腸内細菌にも良い影響があるとされています。山に行けなくても、近くの公園で木に触れるだけでも効果があるそうです。
次に、人間関係と食物繊維の重要性です。孤独を避け、食物繊維を摂ることで腸内環境を整えると、身体のパフォーマンスが向上します。本書では、野菜や果物だけでは食物繊維が不足する場合、サプリメントの利用も推奨しています。また、発酵食品やプロバイオティクスを積極的に摂ることも推奨されています。
さらに、睡眠と運動も大切です。日中にしっかり体を動かすことで、睡眠の質が向上します。良い睡眠は、最高のストレス解消法でもあります。それでもストレスを感じる場合は、ヨーガや瞑想、その他のマインドフルネスの実践を併用することが効果的です。
すでに実践している人も多いかもしれませんが、改めて意識して生活に取り入れていこうと思いました。
何か問題に直面したときは、「狩猟採集時代はどうだったか?」と考えてみると、自然と答えが見つかるかもしれません。
ちなみに、今ならAmazonプライム会員はKindle版を無料で読むことができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
今週気になる記事
・Heavy metals found in some dark chocolate
研究チームは、鉛、カドミウム、ヒ素の濃度を調べ、それらがカリフォルニア州の提案 65 で許可されている濃度を超えているかどうかを調べた。研究者らは、製品の 43% が提案 65 で許可されている濃度よりも高い鉛濃度を有しており、35% が提案 65 よりも高い濃度のカドミウムを含んでいることを発見した。さらに、有機ダークチョコレート製品は、非有機製品よりも金属汚染レベルが高かった。
・Get the facts about decaffeinated coffee
科学的証拠は、カフェインレスコーヒーを飲むことは、あらゆる種類のコーヒーを飲むことと同様に、長寿の延長や複数のがんや慢性疾患のリスクの減少など、多くの独特の健康上の利点と関連していることを示しています。 アメリカのコーヒー愛飲者の 90% 以上がカフェイン入りのコーヒーを選択していますが、カフェインによるエネルギー増強なしでコーヒーを飲む味と社会的つながりを求める人にとって、デカフェは素晴らしい選択肢です。
軽量でさまざまな張り方に対応するミニマリストナノタープは、独特のヘキサ型を採用しており、名前のとおりミニマルなタープ空間だけではなく、テントと接続して生活空間を広げて快適性を高めたり、ハンモックと合わせて雨避けとして使用できたりするなど、幅広い利用シーンに対応可能となっています。
価格: 22,000円(税込)
発売日: 7月25日
カラー:Niagara Mist
材質:15D N/R SILICONE/PU COATED
重量:370g(本体+ガイライン )、max 424g
耐水圧:1500mm
内容物:本体、ペグ6、ガイライン6、スタッフサック
Q&A
皆さんからの質問にお答えするコーナーです。
Q. ときまるさんの英語学習法について教えて下さい。
A. 10代の頃は洋楽への興味から英語に入りました。ずばり英語の歌詞を聞きまくり、歌いまくりました。野口悠紀雄さんの「超英語法」から英文丸暗記を取り入れ、マーティン・ルーサー・キング等の名文スピーチを丸暗記。これは大学での実践でも同じでした。読み書き話すことは別々の技術として捉えられますが、総合的に鍛えられる大学独自のソフトウェアで行った記憶です。今だとDuolongoやiKnowにあたるようなものです。ゲーム性を持ったアプリケーションの使用は今でも有効だと思います。良い先生に出会い基本的な文法やスピーキングの原理を学んだことも大きかったです。
20歳を越えてからは「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」これは中学の教科書を全ておさらいするようなもので、役立ちました。書籍は電子ではなく紙で”使い倒す”気持ちで挑むのがポイント。あとはフィールドワークでインドネシアに滞在していたことと、8割英語の外資系起業で仕事をしていたことも大きかったです。最近は英語を使う場面は少なく、英語のYouTubeやPodcastやニュースをひたすら見聞きするのみ。英語コンテンツ楽しんでいます。
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あなたからの質問をお待ちしています!
今週もYouTube、Podcastで多くのコメントや感想を残して頂きありがとうございます。またmailで自己紹介をしてくれた方にも感謝です。あなたのことを知ることができて嬉しいです。お時間あれば送ってください。
Outro
暑すぎるせいか、ヨガが深まっています。夏の暑さは辛いですが、ヨガを行うには良い季節ですね。日々の練習で小さな深まりを感じます。例えばマリチアサナのDが楽に取れて、呼吸も深くできるようになってきたとか。ヴィンヤサのジャンプバックの時に、足をマットに着けずにチャトランガに入れる回数が増えたとか。ある程度の歳になると、成長を感じ取れないものだけど、ヨガだけは確実に深まっている、日々そのような実感があります。
今週は九州地方で大きな地震がありましたね。宮崎のほうが心配です。南海トラフの前兆の可能性があるということで、様々な調査が進められています。東京でも山の手線の車内で、「南海トラフの影響可能性のため、速度を落として運行する」などといった、南海トラフ臨時情報がアナウンスがされています。おそらく、南海トラフ地震の可能性が上がった時に半自動的に発動されるプログラムが、至る所で開始されている様子です。品川区・渋谷区では、街のスピーカーで、通勤時間帯に同じようなアナウンスがなされました。
お盆で移動される方も多いと思いますので、十分注意してお過ごしください。過剰に備えずに、できるだけ身軽に、いつ何があっても行動できるよう。僕も各所見直しを図ります。