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Current Location: Tokyo
Reading: Nexus by Yuval Noah Harari
Listening: Rewrite by ASIAN KUNG-FU GENERATION
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新年に向けて
昨年の今頃を振り返ると、忘年会に参加したり、ワークショップを開催したり、クライアントワークに追われたりと、慌ただしい日々を過ごしていました。今年はその頃と比べて、動き方が大きく変わっていることを実感します。Workflowyというアウトライナーで一日のタスクやプロジェクトを管理しているおかげで、昨年の自分が何をしていたのか、何を考えていたのかを具体的に振り返ることができるのが面白いですね。
忘年会が多いと、ヨガの練習がフルでできる日と、できない日が出てくることもあります。昨年の記録を見返すと、スーリヤナマスカーラだけで終わった日や、フィニッシングまでやり切れた日が混在していました。その中でも、なんとか31日まで練習を続け、新年を迎えたことが記されています。今年もそんなふうに、練習を途切れさせず年を越したいと思っています。
昨年と大きく異なるのは、YouTubeを継続的に更新していること、Podcastやこのニュースレターを始めたこと、そして最近ではメンバーシップを軸としたコミュニティを立ち上げたことです。こうして振り返ると、自分を取り巻く状況や生活は大きく変わっているはずなのに、不思議と自分自身はそれほど変わった感覚がありません。その理由の一つは、日々のヨガや瞑想の時間を通じて自分を見つめる習慣があるからだと思います。また、「何も変わらない」というヨガの思想に対する理解が深まったことも関係しているのでしょう。
ヨガを軸に、日々の制作やクリエイティブなルーティンを強化してきたことも、大きな支えとなっています。人は一日では劇的に変わりませんが、日々のルーティンに少しずつ変化を加えていくことで、1年後や2年後には確実に違いが生まれる。その普遍的な事実を、改めて実感した年となりました。
1年は365日しかありません。その事実を思うと、毎日が何かの鍛錬-ヨーガで言うサーダナ(sadhana)-であり、ルーティンであると考えざるを得ません。鍛錬を重ねる日々を送るうちに、365という数字が少しずつ減っていき、最後にはゼロになります。このように1年を数値として捉えると、1日という時間がとても短いものに感じられる一方で、単なる数字以上の意味を持つことも実感します。
自分自身も変わりますが、世界もまた同時に変わり続けています。全てが変化の途中にあると捉えると、失敗や挑戦を恐れる必要はなくなります。そこで得られる結果もまた絶えず変わっていくため、一喜一憂することなく、日々のルーティンに戻ることが大切だと感じます。このような果てしない営みの中で、退屈や諦観と向き合いながらも、日々のささやかな楽しみや喜びに幸せを見出していく。それが現在の暮らし方の一部となっています。
2023年と2024年の二年連続で、年明けに本を出版してきました。そのため、年末は執筆や制作に追われる日々となっています。今年も例外ではなく、現在進行形で書いています。2023年には、毎日更新した写真日記をブログから書籍化しました。そして今年の初めには、一切言葉のない写真集『電波』を出版しました。次回作は、全く写真のない文字だけの本になる予定で、それもエクストリームミニマリズムをテーマにした内容になりそうです。
2025年、新たな変化と挑戦がどのような形で訪れるのか今から楽しみです。日々の鍛錬とルーティンを大切にしながら、変化を受け入れつつ進んでいきたいと思います。
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今週気になる記事
・5 Ways to Prepare for the New Year
新たな一歩を踏み出す前に、立ち止まって過去 12 か月の道のりを振り返ることが重要です。この内省的なプロセスは、自分自身とつながり、自分にとって本当に重要なことを見つけ出すのに役立ち、目的と意図を持って将来を切り開くことができます。
・Why Training in the Cold Could Give You a Competitive Edge
先月モントリオールで開催された会議で、ドミニク・ガニョンという生理学者が、寒冷トレーニングが健康や持久力の向上につながる独自の代謝効果をもたらす可能性があることを示唆する新しいデータを発表しました。これは現時点では、10 年分の漸進的な研究に基づく仮説にすぎません。しかし、一年で最も暗く寒い時期を迎えるにあたり、冬のトレーニングがさらに効果を発揮するかもしれないと考えるのは、ちょっとうれしいことです。
長野市戸隠にある定時制の高校「長野吉田高校戸隠分校」。高校としては県内唯一の分校で全校生徒は31人です。この分校には県内でも数少ない「そば部」があります。そば打ちを通して成長し、未来を切りひらいていく生徒たちを取材しました。
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今年の仕事は全て完了した、と言いたいところですが、まだやるべきことは残っています。ただ、自分には大掃除のような特別な行事が無いため、年末でも通常運転で作業を淡々と続けています。30代前半までは、年末年始を東京の家でじっと過ごすのが耐えられず、旅に出ることが多かったです。パリで2週間過ごし、モンマルトルの丘で知らない現地のムシューとシャンパンを飲みながら年越しをしたこともありました。
最近では、人が多い時期にわざわざ移動する必要性を感じなくなり、普段通りの何も変わらない年末年始を好むようになりました。これが老後のように感じられ、自分も年を取ったなと思うこともありますが、その感覚もまたいずれ変わるでしょう。町田康さんの本でも読み返し、正月らしさとは無縁の生活を楽しむつもりです。
とはいえ、世間的には多くの店が閉まり、仕事関係者も休暇に入ります。そのため、普段とは少し違う落ち着いた空気が流れるのではないかと思います。2週間ほどの休息期間が終われば、また通常の世界とルーティンに戻ることが今から楽しみです。
あなたは年末年始をどのように過ごしますか?よろしければ、計画や来年の目標などを教えてください。