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Reading: The Total Money Makeover Updated and Expanded by Dame Ramsey
Listening: Flower Raft by tiny yawn
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10円玉と静かな革命
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10円玉と静かな革命
文章を書くという行為には、言葉にできないものをなんとか言葉にしようとする試みが含まれている。それは、網にかけようとしてもするりと抜け落ちてしまう砂粒のようなものだ。集めた砂粒をどんなに丁寧に並べても、元の形には戻らない。
先日、近所の神社に足を運んだ。初詣をするつもりなんてまるでなかった。ただ、道を歩いていて偶然目に入った参道の入口。その先に続く賑やかな出店の列に、気がつけば吸い込まれるように足が動いていた。気づけば、人々が列をなした賽銭箱の前に立っていた。
紀伊國屋オリジナルトキマルタナカジップウォレットを開くと、ちょうど10円玉が一枚入っていた。ジップウォレットの中からそれをつまみ上げ、無意識のうちに投げた。その瞬間、ありえないことが起きた。
10円玉は弧を描きながら賽銭箱へ向かって飛んでいった。だが、落ちるはずの10円玉は賽銭箱の木枠の隙間にピタリとはまり、くるくると二、三回回転して、そのまま止まってしまった。金属が箱に当たる音すらしない静けさだった。あ、とも、えとも言えないような驚きと戸惑いの混じった曖昧な声を発してしまった。それは喉ではなく、魂から漏れたように聞こえた。
動揺したまま、二礼二拍手に進むことも忘れ、一歩前に出て、指でそっと10円玉を押し込み箱の中に落とした。そのときの音は確かに耳に届いたが、何かを願う気持ちにはなれなかった。頭の中は、ただ賽銭箱の隙間にはまった10円玉のことだけでいっぱいだった。
こんな体験は生まれて初めてだった。一体どれくらいの人が賽銭箱にお金をはまらせた経験があるだろう?そもそも、そんなことが起きる間隔で木枠が作られているのか?普段は余裕のある作りだと感じていただけに、なおさらその不思議さが際立った。あるいは賽銭箱の入り口の木の間隔というのは、神社の数だけバリエーションがあるのかもしれない。
その後、この出来事を数人の友人に話してみた。ある者はただ笑い、ある者は驚き、そしてある者は「神様が金を受け取らなかった」として深い意味を読み取ろうとした。
僕も考えてみたけれど、結局納得のいく答えは何も出てこなかった。仮に神が金を拒んだとして、それが僕のもとに何かしらの形で戻ってくるとも思えない。ただ、この出来事を通じてぼんやりと感じたのは、自分が何かしらの大きな転換期に入っているのではないかということだった。その感覚は、年末にインフルエンザで寝込んだときから始まっていたのかもしれない。
寝込み、10円玉がはまり、次は何が起きるのだろうか。2025年が始まってもう3週間が過ぎたというのに、いまだに胸の奥に奇妙な高揚感が残っている。その感覚は、何かが動き出す瞬間の手触りのようなものだ。
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発がん性が指摘されている合成着色料「赤色3号」が近く米食品医薬品局(FDA)から禁止される。赤色3号はキャンディーや冷菓、フルーツジュースなどに含まれるが、化粧品への使用は30年余り前に禁止されていた。腫瘍との関連性を示すマウスの実験結果を踏まえたものだ。近年は複数の団体が一体となって、使用禁止を食品に拡大するようFDAに強く求めていた。
・キャベツの平均価格 先週は平年の3倍超 1月いっぱい高値続くか
品目別にみると
▽たまねぎは26.5%
▽はくさいは23%
▽キャベツは21.6%
▽きゅうりは19.6%
▽レタスは19%
それぞれ前の年より値上がりしました。
・Easy Minimalist Habits to Simplify Your Life in 2025
2025 年、現代の生活はかつてないほど複雑になっています。絶え間なく押し寄せる情報、終わりのない ToDo リスト、社会の期待に応えなければならないというプレッシャーに、私たちは圧倒され、ストレスを感じてしまうことがあります。そこで、ミニマリスト運動の出番です。ミニマリスト運動とは、意図的な生活と余分なものを排除して、より有意義で充実した生活を送ることに焦点を当てた哲学です。
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先週の南高尾セブンサミットハイクでは体力の低下を感じました。低山でかつ15kmほどの歩行でここまで膝に来るとは。今週はターメリックを入れつつ炎症を抑えながら、ヨガの練習を通常通りに戻し、更にランも加えていきます。年始のインフルのせいもあり、このレターを書いている時点では、今年最初のランを未だにできていません。だいたい身体の不調が訪れるのは、自分の場合、年明けてからの寒い時期、1月、2月が多い印象で、このタイミングで何かしらの病院にかかっている気がします。(昨年は整形外科と眼科でした…)
そのような経験から、今年は身体の不調が来る前に予防をしっかりしていこうと考えています。予防と言っても、特別なことは何もせず、睡眠をしっかり取り、ランとヨガをしっかり入れて身体を動かし、酒を控えていく。この3つです。しかしこの基本的実践を行うのが、なかなか難しいのです。
これまで病気が起こる前兆としては、仕事の入れすぎ、それに伴う睡眠不足、さらにはストレス増加による飲酒増加、そこに免疫力低下のタイミングが来て何かしらのウィルスに罹患、という流れでした。冬の寒さと日光不足もそれを後押しするようです。これは僕だけでなく多くの人に当てはまると思います。寒い時期は外に出て走ることが億劫になるものです。だからこそ、考えずとも身体が勝手に動いて物事が進んでいくようなルーティンが重要になってくる。
良い循環を取り戻すにはヨガを生活の軸に置くことが最適です。日々のマイソールクラス、週に1回のレッドクラスというリズムを崩さずに、練習のために早起きモードを維持しながら、この冬を乗り越えたいです。寒い季節はまだまだ続きますので、みなさまもご自愛ください。乾燥、ではない、感想、質問いつでもお待ちしています。